ここ最近5年くらい、クリーンアーキテクチャという言葉をよく目にするようになりました。特に有名なのが、同心円上に描かれたレイヤー構造です。この図はいわゆるイメージ図ですが、初見ではこれに驚いた方は多いのではないでしょうか? 少なくとも私には驚きでした。 というのも、私のこれまでのソフトウェア開発のイメージでは、むしろ中心の方にハードウェア寄りの処理があり、外側がアプリケーション寄りという風に捉えることが多かったからです。例えばLinuxなどは、まさにLinux Kernelという核(Kernel = 核)が中心にあり、その上にミドルウェアなどが乗り、アプリケーションは一番外側という風に理解していたからです。 しかし、それでもいろいろな記事や解説を読み進めていくうちに、1つのアプリケーションを開発する立場からすると、この図に示されるように、中心にアプリケーションのコアとなるビジネスロジックを配