【波多野陽】国際宇宙ステーション(ISS)の船長になる若田光一さんが7日、ロシアのソユーズ宇宙船でISSにたどり着いた。ソユーズは、米国のスペースシャトルの退役後、人をISSへ送れる唯一の手段。日本人飛行士の生命を託すソユーズの安全性と、ロシアの宇宙開発の現状を探った。■ISSへ「特急ランデブー」 ソユーズ宇宙船は1967年の初打ち上げから40年以上、基本構造が変わっていない。同じ技術を使い続けてエラーが出尽くし、信頼性が高まった「枯れた技術」の代表とされる。 ただ、少しずつ「進化」はしている。2010年、宇宙船の軌道を計算するコンピューターをアナログ式からデジタル式に改め、計算速度が30倍に向上。この結果、国際宇宙ステーション到着までの飛行時間を、従来の2日から今回は6時間に短縮し、「特急ランデブー」を実現した。
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