中国・北京の裁判所の外で、「709」事件で弁護士の夫が拘束されたことを受け、抗議のために頭をそってシュプレヒコールを上げる妻の李文足さん(中央、2018年12月28日撮影)。(c)Nicolas ASFOURI / AFP 【10月15日 AFP】人権活動家チャールズさん(仮名)は、中国で市民社会が花開き、肉体労働者の生活改善のために打ち込んでいた頃のことを今も忘れていない。 だが、3期目が確実視される習近平(Xi Jinping)主席が率いてきたこの10年で、さまざまなコミュニティーの団体は解体され、再生の希望は打ち砕かれた。 チャールズさんは中国を離れ、活動家の友人数人は今も当局に拘禁されている。 「2015年以降、市民社会全体が崩壊し始め、ばらばらになってしまいました」 中国の市民運動や新興の独立系メディア、学問の自由などはことごとく破壊された。中国共産党に対するあらゆる脅威を排除し