ですが、この内容をみてみますと、科学的な検討が全く十分になされておらず、信頼できないものであることがわかります。もちろん、地震はいつどこで発生するかわかりませんので、常に備えは必要ですが、ことさらに不安にならないようご注意ください。以下に説明します。 ■ まず村井氏は、記事中、以下のように述べています。 「6月28日~7月4日の週に「神奈川の山北で4.2cm、箱根で4cm、湯河原で4.3cm、静岡の宇佐美で5cm、伊豆諸島の三宅で5.5cm、八丈で4.4cmと、一斉異常変動が見られた。経験則として、長い静謐後に異常が見られたら、近いうちに大地震が起きる可能性が高いと考えられます」 …ご注意いただきたいことは、これら電子基準点のデータは、村井氏らが独自に観測しているものではないということです。彼らは、国土地理院が発表している「日々の座標値」を、そのまま使っているだけなのです。この「日々の座標
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