1978年にアコースティックからエレクトリックへと路線を変更したRCサクセションは、忌野清志郎のグラムロックを彷彿とさせる派手な化粧と、エネギッシュでソウルフルなパフォーマンスが注目を集めてライブの動員が急速に増えていった。 1981年には武道館公演を成功させるなどして、押しも押されもせぬ日本のロックバンドへと登りつめた。 そんなRCサクセションのステージでは様々なところから、海外のミュージシャンからの影響を垣間見ることができる。 例えば観客に呼びかける有名なフレーズ、「愛しあってるかい?」は清志郎が敬愛するR&Bシンガーのオーティス・レディングが、ショーの合間に観客に呼びかけた「We all love each other, right ?」の日本語字幕からきている。 伝説のモンタレー・ポップ・フェスティバルの映画が上映された時、清志郎はフィルムでそれを観て完全にノックアウトされたのだ。