FA宣言した選手の移籍先が続々と決まる中、選手が去った球団は人的補償か、金銭補償か、その決断も迫られている。 FAの人的補償とはFA宣言選手が他の11球団に移籍した場合、所属していた球団が補償を求めることができる制度。同制度では、FA宣言した選手の前年度の年俸順によってランク付け(Aランク:1位〜3位、Bランク:4位〜10位、Cランク:11位以下)される。広島から巨人に入団した大竹寛投手はAランクだったため、カープは戦力が豊富なジャイアンツから選手を獲得することができる。金銭補償も可能だが、球団幹部は選手の獲得を決めているという。 一方、選手を放出しなければいけない巨人は28人のプロテクト選手を決めることができるが、それがどの選手となるのかによって状況が変わってくる。相手が巨人ならば、28人のプロテクト選手以外でも、広島にとって十分に戦力になる選手はいる。その中でも補強ポイントは不足し