U−17女子W杯を制したリトルなでしこ。世界一に輝いた最大の要因は他国の追随を許さない優れた育成システムにあった 【写真:アフロ】 コスタリカの森を、「生きる宝石」と形容される青い蝶が舞う。メタリックな光沢を帯びた羽は、小さな体に比べて極端に大きい。はためくたびに、その羽は水面に映る陽光のようにキラキラと輝く。 U−17女子ワールドカップ(W杯)の大会エンブレムにも描かれたこのモルフォ蝶のように、見る者をうっとりさせるサッカーを披露したリトルなでしこ(U−17日本女子代表)が、大会を制した。6戦全勝。トータル23得点、失点はわずかに1。ゴールを挙げた選手は12名にもおよび、どこからでも点を取れるサッカーを展開した。 リトルなでしこを世界の頂点に導いた最大の要因は、他国の追随を許さない、きめ細やかな女子選手育成システムだ。 高倉麻子監督は4月7日に行われた優勝報告記者会見で、「この結果を出せ
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