科学シミュレーションのプログラミングは、 しばしば、退屈でめんどうなことがあります。 まず、退屈なのは、 ひとそろいの偏微分方程式で記述できるようなシミュレーションであっても、 長大で冗長なソースプログラムを書かねばならないことです。 そして、めんどうなのは、 微分方程式の意味とハードウェアアーキテクチャから どのように高速化すれば良いのかが明らかなときでも、 その機械的なチューニング作業をコンパイラではなく 人間がせねばならないことです。 新しいプログラミング言語 しかし、こうした冗長性と機械的作業を解消するための 研究も行われています ^1 ^2 ^3 ^4 ^6 ^7 。 こうした研究は理化学研究所でも進められおり ^5 、 その論文 ^7 は、 スーパーコンピューティングの国際会議"SC16"において、 ゴードンベル賞のファイナリストに選ばれました ^9 。 論文 ^6 ^7 は、