「いつも元気に歌を歌っていて、太陽のような女性です」とハニカミながら語る綾瀬はるか。宮藤官九郎オリジナル脚本の2019年NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』で彼女が演じるのは、オリンピックへまい進する夫を支え続けた春野スヤだ。最近は『義母と娘のブルース』(TBS系)など、クールな女性を演じることが多かった綾瀬。今回、自身のパブリックイメージに近い女性を演じる彼女に役や作品の魅力を聞いた。 【写真】『八重の桜』のころの綾瀬はるか 大河として33年ぶりに近現代史をとり上げる本作は、オリンピックに初参加した男・金栗四三(中村勘九郎)とオリンピックを呼んだ男・田畑政治(阿部サダヲ)という2人の主役をリレーしながら、知られざるオリンピックの歴史を描く。綾瀬が演じるスヤは、目標に向かって突き進む金栗と結婚するハイカラなお嬢様だ。 「スヤさんは凛とした強さがあって、とても明るく
昨年人気を呼んだドラマ“ぎぼむす”こと『義母と娘のブルース』(TBS系)が正月、一挙に再放送された。33歳の綾瀬はるか、その怪演に改めて目を見張った。 とりわけ、綾瀬演じるキャリアウーマン・亜希子が、花見の席で部下に地面の土に穴を掘らせ、ビニールシートに正座。頭を穴に突っ込んで“土下座の究極”を説く場面のリアル感! 6年前に同じ局のドラマ「半沢直樹」が流行った際、私は土下座のシーンが「甘い!」と小欄で批判した。 それは、1990年からの10年余り、“毛の商人”と揶揄されながらヘアヌード写真集のプロデューサーとして幾多の名女優を脱がせてきた私自身が経験上、感じたことだ。札束とともにカバンに忍ばせた小型スコップで、街路樹の下を30センチ四方掘り、穴に頭をうずめて土下座すると、女優は百発百中で「いいわよ」と笑いながら陰毛全開を約束したものだ(=発売中の『人たらしの極意2(展望社刊)』に再録)。
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