立候補当初は関係者の間では泡沫候補扱いだったのが…7月7日に投開票が行われた東京都知事選挙は、291万票を獲得した小池百合子候補の圧勝に終わった。学歴詐称疑惑や神宮外苑再開発問題等、都知事選を前に反小池の嵐が吹き荒れていたにもかかわらず、である。 しかし、子育て支援政策等への支持は厚かったようで、知事が交代して廃止・縮小されてしまったらたまったものではない、という認識が現職支持につながったのだろう。 一方で、選挙では「改革」や「変える」といった主張やスローガンを前面に出して、支持の獲得やを狙う候補者は必ず出てくるし、程度の差こそあれ、ほとんどの候補者がそうであると言ってもいいだろう。 今回再選された小池候補も「東京大改革」を掲げ、変化や前進の意味を込めたであろう「もっと!」を個別の政策の見出しに付けている。ただ、小池候補の場合は、「変える」といっても現職なので、他の候補とはその趣旨が異なる