昭和・平成という時代を彩り、世相を反映する物語を紡いできた二大脚本家、橋田壽賀子と小山内美江子。以前はご近所同士だった2人だが、きちんと2人だけで話すのはなんと40年ぶりだという。両巨頭が“平成のその先”を語る─ 橋田「ゆっくり話をするのなんて何年ぶり?」 小山内「毎年5月の橋田賞のパーティーは行ってますよ」 以前はご近所同士だった橋田と小山内。今回のように会ってゆっくり話をするのは数十年ぶりなのだそう。 橋田「パーティーではお辞儀するので忙しくて、ゆっくりお話しできなくて。だから久々にこうしてしげしげとお顔を見て。小山内さん、昔はウチから見えるところにおいでになったのよね」 小山内「私の母が体調を悪くして熱海のお山へ引っ越してきたんだけど、ある日“もしもし、私、橋田ですが”“どちらの橋田さんですか?”“シナリオライターの橋田です”と電話があって。私にとっては大先輩ですから、ビックリして座