AIを用いた作曲支援アプリに注目が集まりつつある。人工知能による楽曲制作が、未来のテクノロジーとしてではなく、現実のクリエイティブとして具現化しつつある。 その一つが、音楽プロデューサーでアゲハスプリングス代表の玉井健二が監修とプロデュースを手掛けるミュージッククリップアプリ「FIMMIGRM」(フィミグラム)だ。 ■ヒット曲を作るノウハウを一般ユーザーの動画に詰め込む FIMMIGRMは、ボタンを押すたびにAIが8小節のメロディとコード進行を自動生成するアプリ。アプリ内で撮影した写真や動画のBGMとして楽曲を使用することも可能で、作られた楽曲の著作権はユーザーのものとなる。プロのミュージシャンだけでなく、音楽制作をはじめようとするアマチュア、TikTokやInstagramなどSNSに動画を投稿するユーザーまで、幅広い層が対象になっている。 アプリの監修とプロデュースを手掛けたのは音楽プ