通話もメールも無料で利用できる携帯電話が,英国で登場している。フィンランドのノキアで社長を務めた経歴を持つペッカ・アラ・ピエティラ氏らが立ち上げたMVNO(仮想移動体通信事業者)「Blyk」である。メールで送られてくる広告メールを見てアンケートに答えることで,一定数の音声通話とメールが無料になる。こうしたサービスが登場した背景には,英国で携帯電話を広告媒体として利用する試みが本格化していることがある。 MVNO(仮想移動体通信事業者)の英Blyk(ブリック)は2007年9月24日,英国で広告収入モデルを活用し,通話とテキストメッセージ(メール)の送受信を無料提供するサービスを開始した。この企業は,若者に特化したターゲット広告を事業の中核とし,広告主企業とユーザーをマッチングすることで収益を上げようとしている。 Blykのユーザーは,SMS(short message service)あるい
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