もし明日、魔王に「一曲だけアニソンを選ばせてやる、もしそれ以外を聴けばお前は死ぬ」と言われたら確実に最終候補に挙がる曲、それが『美少女戦士セーラームーンSuperS』のエンディングテーマ『“らしく”いきましょ』だ。 歌、歌詞、メロディ、アレンジ、全てが異常なまでの完成度を誇る、後世に残すべき、いや今すぐにでも国歌にすべき大名曲。 まず、語りたいのはこの曲を歌っているMeu(梶谷美由紀)の「声の素晴らしさ」。彼女の歌が『“らしく”いきましょ』の世界観を引き出している。 「可愛さ」と「美しさ」、「力強さ」と「切なさ」のちょうど中間にある歌声、自分だけに語りかけられてるような脳トロボイスに聴覚から涙腺までが一直線で繋がれたような感覚になり、マジで歌詞で歌ってる内容と俺は0.0000000001ミリも関係ねぇのに「がんばれ…がんばれ…」と勝手に涙が出てくる。Meuの「M」は泣いてる俺の顔でした。