全国の中学校と高校で英検準1級程度の力がある英語教員は、中学校で30%台、高校で60%台にとどまり、5年連続で国の目標を下回ったことがわかりました。 これについて、全国の5万2000人余りの英語教員の英語力を調査した結果、この水準に達する教員は、中学校で33.6%、高校で65.4%にとどまり、いずれも5年連続で国の目標を下回りました。 都道府県別にみますと、最も高かったのは、中学校が4年連続で福井県で62.2%、高校が福井県と香川県で91.3%でした。 英語教育に詳しい立教大学の鳥飼玖美子名誉教授は「現場の教員たちはあまりにも忙しく、英語を教える力を研さんする時間的余裕がない。教員の環境を整えていくことが必要だ」と話しています。 文部科学省は、英語の授業を改善するため、英検準1級程度以上の力を身につけた英語教員を、中学校では50%、高校では75%にする目標を掲げています。 これについて、全