現在の歴史戦での主戦場はアメリカ本土で、標的は韓国、テーマは慰安婦問題だ。何を武器に争うか、その武器は「証拠」だ。わかりやすくしつこく証拠を突きつける。慰安婦問題の核心は2点。ひとつは「強制連行」で、命令違反とか個人的な犯罪を除き、慰安婦の強制連行はなかった。 もうひとつは慰安婦が性奴隷といわれるほど過酷なものではなかったということだ。どちらも私は証拠を持っている。戦時中の「慰安婦大募集」という新聞広告で、雇い主は朝鮮人で、月収や前借りの金額まで記されている。兵隊さんが月収10円の時代に300円稼いでいた。新聞広告で集まってくるのに、強制連行の必要はあったのか。 最近では米大手教育出版社「マグロウヒル」の教科書で問題が起きた。先の大戦を扱ったコラムで「日本軍は14~20歳の約20万人の女性を慰安所で働かせるために強制的に募集、徴用した」「日本軍は慰安婦を天皇からの贈り物として軍隊にささげた
![【正論大賞】「韓国の3点セットで戦うべき」秦郁彦氏の受賞記念講演要旨(2/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a120cbac1013baa57d4873ef7a01f2f61588893c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FpvARKdRnuFwCP_ZYAL_LlfKhRf0%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FFGWDFDKOPBODVCR4UFEZIZCSAU.jpg)