週明けの18日の朝、首都圏に降り積もった雪の影響で、東京都心の交通網は運休や遅延などが相次いだ。通勤・通学に混乱が生じたほか、車のスリップ事故や歩行者の転倒事故で消防が出動した。 今季初の積雪となった東京都心部。東急田園都市線の池尻大橋駅(世田谷区)では正午前になっても、傘をさして並ぶ通勤客や学生らの列が近くの国道沿いまで延びていた。 ひと駅先の渋谷駅に向かう列車がすでに満員のすし詰め状態となっており、改札内への入場を規制したためだ。スピードを落としたり、各駅停車のみの運行にしたりするため、普段より本数を半分近くまで減らしたのが原因だという。 近くに住む会社員の男性(37)は午前9時の出社に間に合うように自宅を午前8時に出たが、午前9時半になっても改札内に入れないまま。男性は会社に「遅れます」と電話連絡を入れたうえで、「待っていてもらちがあかないので、渋谷と反対側に向かう電車で乗れそうな駅