年間5000人の教員が心の病で休職。その裏に改革できない“働き方” FNSドキュメンタリー大賞2019 かつて「聖職」と呼ばれ、地域の文化人、教養人として一目置かれる存在だった教員。しかし、社会の変化に伴い、いつの間にか地域での教員の地位は低下した一方で、過労死や自殺する教員が増えた。 文科省によると過労死ラインを越えて働く中学校教員は約6割。心の病を患い休職している教員は全国で5000人を超えている。 働き方改革が叫ばれるなか、半世紀前の『給特法』という法律がもたらした教員達の悲鳴が、全国の現場から上がっている。 後編では、教職員の働き方の現状を追った。 (前編:「教員の残業代は一律4%」 増え続ける仕事と、変わらない給料のワケ) 教員の残業を管理しない学校 生徒が持ってきてくれた、亡き工藤義男先生の写真 この記事の画像(13枚) 「もう来月が命日なので、13回忌になりますね」 5月、東