この記事はNTTコミュニケーションズアドベントカレンダー12日目の記事です。 こちらの記事では、巷で話題の統計的因果探索の手法群を総合的に集めたlingamライブラリの紹介と、実際に利用した例を紹介します。この手法群の元祖かつ代表であるLiNGAMは様々なサイトで紹介されているので、今回は 未観測変数を考慮したBottomUpParceLiNGAM 非線形かつ未観測変数を考慮したCAM-UV の2種についてLiNGAMプロジェクトの公式チュートリアルを参考に紹介します。さらに、巷のオープンデータに適用してみて考察を行います。なお、この記事では各手法の性質については記述しますが、理論的な背景や式の導出の解説はしませんので、あらかじめご了承ください(ここから先は自分の目で(以下略)) 統計的因果探索とは 統計的因果探索は複数の仮定を基にデータから因果グラフを生成する手法のことです。主に離散変数