文:町山智浩 デイミアン・チャゼルの『バビロン』(2022年)のエンディングには世界の映画史上、重要な作品が50本近くいっきに引用されます。 それはほんの一瞬なので、どれがどの作品なのか一度観ただけでは判別できません。また、『市民ケーン』や『カリガリ博士』が入ってなかったりして、作品の選択も一種独特です。実際の映像をちゃんと観てみたい人も多いでしょう。そこで、ここに、引用された全作品のリストを作りました。 1.エドワード・マイブリッジ『動く馬』( 1878 年)アメリカ 走る馬を写した 12 枚の連続写真。ジョーダン・ピールの『NOPE/ノープ』でも引用されたように、ここから映画が始まったとされる。マイブリッジはその後、馬だけでなく、人や猫や象の走ったり歩いたりする動きの連続写真も撮った。 2.リュミエール兄弟『ラ・シオタ駅への列車の到着』(1895 年)フランス
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