ベイズの定理を利用した統計学では事前確率という考え方を仮定して計算をおこないます。このようにあいまいな人の主観をもとにした確率を扱うので、このような確率を主観確率と言うこともあります。 頻度主義とベイズ主義 学年全体から 5 名の生徒を選び、そのテストの点数を調べます。 頻度主義 学年全体のテストの成績に対して唯一無二の「平均得点」を想定する。 唯一無二の平均得点を持つ母集団からたまたまサンプルが得られたものと考える。 たまたま選び出した 5 人の平均がサンプルとして与えられている。 このような考え方では、 5 人のサンプルはいつでも繰り返し何度も得られることを想定しています。このため、これを「頻度主義」と言います。 唯一無二の「平均得点」は追求しない。 そのかわり平均得点の確率分布を調べる。 いま手元に得られたサンプルを唯一のデータとして扱う。 これらから「平均得点」の確率分布を計算し、