3月4日から7日まで、東京ビッグサイトで開催された「IC CARD WORLD 2008」が無事閉幕した。今年の来場者数は4日間合計で約16万5000人。FeliCaやRFIDの注目が高まっていること、また実際に広がっている効果もあってか、これまで以上に盛況であった。筆者は4日間連続で、FeliCaワークショップ オープニングディスカッションの司会を務めたが、このイベントの聴講者数も毎回200人を超え、立ち見が出るなど注目度の高さを感じた。 今日の時事日想では、IC CARD WORLDで見かけたFeliCaのトレンドについて書きたいと思う。 「IDm認証」を活用するソリューションが急増 今回のIC CARD WORLD(特別展FeliCa World)において、筆者が特に興味深く感じたのが、“FeliCaを簡単に使おう”という気運の高まりだ。昨年(2007年)は、FeliCa決済の普及・