コロナ貸し付け、対象外へ14億円 生活保護受給者に―厚労省所管事業・検査院 時事通信 社会部2024年10月22日19時36分配信 厚生労働省=東京都千代田区 新型コロナウイルスで生活に苦しむ世帯に資金を貸し付ける厚生労働省所管の事業について会計検査院が調べたところ、本来は貸し付け対象ではない生活保護受給者に対し、16都府県で計約14億3600万円を貸し付けていたことが22日、分かった。 コロナ貸し付け、返済37% 生活再建進まず回収難航か―厚労省 検査院によると、事業は社会福祉協議会(社協)が運営しており、厚労省の補助金が原資になっている。社協がコロナ禍前から実施している生活福祉資金の貸し付けについて、2020年3月~22年9月に限り、申請時の面接や書類審査を簡素化し、所得減少が続く世帯の返済を免除するなどの特例が加えられた。 ただ、生活保護受給者はすでに最低限の生活が保障されているとし