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2014年3月2日のブックマーク (3件)

  • カルロス・フエンテス『我らが大地 (テラ・ノストラ)』: その5 読了!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Terra Nostra (English Edition) 作者:Fuentes, CarlosFarrar, Straus and GirouxAmazon やったー、昨日から100ページほど残していた部分完読! 読み終わったぜー! 最後の部分は、エル・セニョールの死……なんだが、そこになぜか、現代に生まれ変わったインディオの老婆としての旧女王(狂女)と、だれだかわからない人物との現代メキシコシティにおけるからみが入る。そのだれかが、南米の歴史をすべてその場で反芻し、無限の可能性があった新世界がキリスト教に支配され、アメリカ主義や共産主義に支配されるまでを体験したあと、アメリカの走狗としてメキシコを支配する兄を殺すところで場面はまた死にかけのエル・セニョールに戻る。 もはや財政的に破綻し、臣民たちに施しを求めるほどに貧窮しつつ、まだエル・エスコリアルにこもるエル・セニョール。最後に

    カルロス・フエンテス『我らが大地 (テラ・ノストラ)』: その5 読了!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2014/03/02
    「テーマ:直線的な時間/進歩史観/固定的秩序と変化の拒否/二項対立/米国資本主義やソ連共産主義はダメで、南米原住民とかの神話的な円環的時間/変化と多様性/三の豊穣といったものがいいんだ、というもの」
  • 恩田陸『図書室の海』解説の没バージョン

    2005/06/27 何の因果がどこでどう巡ったか知らないけれど(知ってるけど)、恩田陸『図書室の海』が文庫落ちするときに解説を書けと依頼されたのだった。小物単発原稿は基的に断らないことにしているので、これも二つ返事で引き受けた……のはいいんだが、大きな問題が二つ。 恩田陸のって読んだことなーい…… 普通ならそしらぬ顔で付け焼き刃で読みあさるところだが、依頼がきたときスリランカにいたので調達できないー。 しょうがないのでかくかくしかじか、というのを担当の方に説明したら、じゃあ適当に見つくろって送りますんで、というので、送られました。 で、10冊だかもうちょいだか来て、ざざーっと主に飛行機の中で読んだ。まず題の『図書室の海』。まあまあかなあ。どれもい足りないとか説明不足気味とか予備知識を要求しすぎているとか、文句はあるんだが。次に読んだのが『六番目の小夜子』でこれは結構おもしろかった

    castle
    castle 2014/03/02
    「長いバージョンをとっておかなかったのは禍根だ。もっとネタがつまっていたし、短編としてもまとまりがよかったのに (一部サルベージして追加)。が、これでもおもしろがってもらえるだろうと期待して送ったら…没」
  • 根本『物語 ビルマの歴史』:通り一遍で重要な点に踏み込めていないのでは? - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで (中公新書) 作者: 根敬出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/01/24メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る はーいみなさんこんにちは。これを書いているのはミャンマー行きの飛行機の中。直行便で乗り換えなしで行けるのは当にありがたいね。 で、この飛行機の中で読んでいたのが根敬『物語 ビルマの歴史』(中公新書)だ。去年、ミャンマーには何回か出かけたけれど、その歴史や現状についてまとめて読んだことはなかった。ちょうどこのをもらったので、いい機会だから読んでおこうと思ったわけ。 書は、ビルマ/ミャンマーの概要と、主に英国植民地時代以降の近現代史をまとめただ。悪いではないが、絶賛したいわけでもない。まあ概説としては使える。でも一部では無用に細かすぎ(日の植民地時代の話とか昔のエリートの話とか、アウンサンス

    根本『物語 ビルマの歴史』:通り一遍で重要な点に踏み込めていないのでは? - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2014/03/02
    「(現在は北朝鮮と何の関係もないかのような記述だが)カンボジアやラオス等で暗躍する日本のパチンコ屋経営の銀行がミャンマーにも進出している事からも窺える通り、北朝鮮とはいまだにかなり強い接触はあるはず」