5月25日から27日にかけ開かれた「コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム」で,学生がサーバー防御技術などを競う「情報危機管理コンテスト」が行われた。学生がサーバーの管理者となり,発生した事件(インシデント)に対する対応をいかに適切に行うかを競うもので,今年初めて開催された。 同志社大学,関西大学,帝塚山大学とカーネギーメロン大学日本校からAチームとBチームの2チーム,計4大学5チームが参加した。インシデントのシナリオ作成,コンピュータ環境の設定は和歌山大学システム情報学センター泉裕氏と和歌山大学の学生が担当した。 1日目には,侵入者は学生チームが管理するLinuxサーバーに,ftpサーバーのバッファ・オーバーを突いて不正侵入したという想定でのインシデント対応などが行われた。Webサーバー設定ファイルhttpd.confを書き換えて外部からファイルを変更できるようにしておき,Webページ