一時保護所は児童相談所に併設されていることが多く、3歳から18歳までの虐待を受けた子ども、非行に関わった子ども等を緊急的に保護し、行動観察や生活指導を行う場所です。 近年の児童虐待の増加により、都内の一時保護所は常に定員超過になっており、結果、一人の職員の抱えるケースは膨大になり、過重労働が問題とされています。また行き先が決まらず、保護の長期化、過密化も大きな問題です。虐待を受けるなどすでにストレスを抱え、不安定な子どもたちにとって一時保護所がどういう環境であるのか、実態を知る必要があります。よりよい児童相談所の運営、一時保護所の在り方に活かさなければなりません。「第三者委員の意見書」と「経験者の声」から検証したいと思います。 【第三者委員の意見書より】 2019年に児童相談所第三者委員が東京都児童相談所一時保護所へ改善を求める意見書を出しています。 https://drive.googl