あの世で「お父さん、お疲れ」と迎えてもらうために頑張ります 2014年11月12日、山口県岩国市在住の高校生・原田寛世さん(当時16)が自殺した。離婚後に親権を持った母親との折り合いが悪く、離れて暮らしていた父親の江邑幸一さん(広島市在住の公務員)に助けを求めていた。江邑さんは長女の死の原因追及と、児童相談所の不作為について訴え続けている。 母子間のいさかいに耐え切れなくなった寛世さんは江邑さんのところに身を寄せたが、親権がないために戻されてしまった。亡くなる数カ月前には「母とは一緒に暮らせない」と児相の児童福祉司に訴えていたという。亡くなったことをどうやって知ったのか。 「元妻から電話で知らされました。お通夜の日程や出席の有無について、淡々と感情を込めずに伝えられました。それで終わりです。『自殺したい』という話は娘から聞かされていました。でも、この子にできるはずはないとも思っていた。だか