真新しく塗り直されたのに、客足が鈍る京都タワー。足元では大勢の観光客らが行き交う(京都市下京区で)=松田卓也撮影 春の行楽シーズン真っ盛りなのに、京都タワー(京都市下京区、高さ131メートル)への客足が鈍い。 来年の開業50周年に合わせ、昨年末から進められていた改装工事のため現在も休業中と誤解されているのが大きな原因という。大型連休期間中の集客は、昨年同期より約3000人も減らした。運営会社は「なんとしても巻き返したい」と、ホテルなどへの宣伝攻勢に躍起だ。 改修工事は白い外壁と深紅の展望台を塗り直し、2基のエレベーターを高速化するのが目的で、地上100メートルの展望室とレストランが昨年12月3日から休業。工事は既に完了し、4月1日に営業を再開している。 「工事はいつまで?」「もう開いているの?」。タワーには4月になってこうした問い合わせの電話が1日5件程度あり、大型連休が終わってからは多少