デマを打ち消そうとする投稿の急増が、意図せぬ形で逆に社会を混乱させていた。2月末から全国に広がったトイレットペーパーの買い占め騒動に関し、ツイッター上の投稿と商品の販売状況を分析すると、意外なメカニズムが浮かんだ。当初は「主犯」とされたデマ投稿は実は拡散していなかった。ネット上の情報が現実社会に及ぼす影響は複雑さを増している。分析は日本経済新聞と東京大学の鳥海不二夫准教授、データ分析会社のホットリンク
なぜ多くの人は信じてしまうのか 前回、私たちが運営している「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」では、「がん放置療法」の科学性はきわめて低く、「疑似科学」と評定していると述べた(参照「『がん放置療法』は決して信じてはいけない」)。 がんには本物のがんと“がんもどき”があり、本物のがんは抗がん剤などの治療は有効でないので放っておくしかなく、“がんもどき”はそもそも転移しないので放っておいても問題ない、だから、がんは放置するのが一番よいというのが「がんもどき理論」である。 この「がんもどき理論」は「がん放置療法」を支える典型的な万能理論であり、実際には何の役にも立たない無用な理論であることも解説した。 今回は、役に立たない万能理論を、なぜ多くの人が信じるに至るのかを見ていこう。 検診でがんが見つかったとき、多くの人は体調の悪さを自覚していない。将来深刻な事態になるかもしれないがんがあると言
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