江戸川の西岸に位置し、古きよき東京の下町情緒を今に伝える葛飾・柴又。江戸時代より柴又帝釈天の門前町として栄え、昭和40年代からは、国民的人気を誇った映画シリーズ『男はつらいよ』の舞台として一世を風靡した。 だが、1995年公開の第48作をもってシリーズが終了すると、柴又の”寅さんブーム”にも陰りが見え始める。このままでは先細りになるとの危機感から、葛飾区と柴又帝釈天の参道商店街は景観保全の取り組みを強化。参道の店先に格子や灯り、庇を設置するなど、町並みの整備が進んだ。今では、柴又帝釈天の門前町は大正・昭和期の面影を取り戻し、寅さん映画のオールドファンのみならず、下町情緒を求める多くの観光客を惹きつけている。 現在、柴又では、インバウンド振興に向けた取り組みが進められている。 その一環として、外国人や若い世代の旅行者をターゲットにした、新たな観光の拠点作りに着手。区の意向を背景として、201
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