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ブックマーク / satoshi.blogs.com (8)

  • Life is beautiful: Aクラスの人はAクラスの人を採用したがるが、Bクラスの人はCクラスの人を採用したがる

    連休のしめくくりは、DVD「The Incredibles」(日での題名 Mr.インクレディブル)の鑑賞。Pixar の映画は全て見たと思いこんでいたのだが、これだけを見ていなかったことに「スティーブ・ジョブズ・偶像復活」を読んでいて気が付いて以来、見たくて仕方がなかったのだ。 既に知っている人も多いかも知れないが、「The Incredibles」以前の Pixar の作品、「Toy Story」、「A Bug's Life」などは全て John Lasseter 自らが監督した作品。それを、あえて外部から Brad Bird を招き入れて作らせたのが 「The Incredibles」である。他の Pixar 作品と少し毛色が異なるのも納得できる。 「スティーブ・ジョブズ・偶像復活」を読んでいて、この映画を見たくなった理由は、Brad Bird をこの映画のために Pixar に招き

    cesare
    cesare 2005/11/28
  • ソニーBMGの「rootkit」事件は「旧メディア産業」の最後のあがきか

    今回のソニーBMGの起こした「rootkit事件」は、たぶん10年後か20年後には、「旧メディア産業の最後のあがき」として象徴的な歴史の一コマとして扱われることになるかも知れない、と思った。 旧来型の音楽やビデオをCDやDVDといった媒体に焼き付けて配布するというビジネス・モデルは、インターネットを介したiTunes Music StoreやRhapsodyのようなビジネスに取って代わられることは既に時間の問題であることは明白である。 そこで、ソニーBMGに代表されるような「旧勢力」としては、何とか今のビジネスの延命をしつつ、新しい形のモデルを模索せざるをえないのだ。今回の「rootkit事件は、まさにその象徴だ。若者達の間の違法コピーによる売り上げの落ち込みを何とかストップしようと、「藁(わら)にもすがる」思いで採用したのだろうが、こんない騒ぎになってしまい、イメージ・ダウンもなはだし

    cesare
    cesare 2005/11/16
  • Web2.0時代らしいエンジニアのクリエイティビティの引き出し方

    Foxnews の "Lerning From Google" という記事を読んだ。特に目新しいことは書いていないのだが、その冒頭に書いてある、 The top executives at Google recently admitted that they kind of let their employees invent and develop whatever they think is cool and the company has no problem putting it online to see what happens. 【意訳】Googleの重役たちは、エンジニア自身がカッコいいと思うものであれば、何であれ(誰にも了解を取らずに)作ってしまって良く、会社としてもそれをそのままサービスとして公開してしまってユーザーがどう反応するかを試してみる、というやり方が全然かまわ

  • Life is beautiful : アップルにして欲しい次の革命

    うわさされていた通り、ビデオ iPod を発表したアップルだが、はっきり言ってどうでも良い(もちろん私は買わない)。あんな小さな画面でミュージック・ビデオを見せる、なんていうことがスティーブ・ジョブスの当の狙いではないことは明白だ。 今回のアナウンスメントでもっとも重要なのは、ディズニーiTunes 向けの動画配信のパートナーとなったことある。ディズニーは、ABC、ディズニーチャンネル、ESPN などの主要なテレビ局を持つ巨大コンテンツ会社。そのディズニーCEOの Iger 氏が自ら舞台に上がってアナウンスをしたのだから、これの意味することはビデオ iPod なんかよりも桁違いに大きい。 私がなぜこのパートナーシップに特に注目しているかというと、iTunes Music Store で音楽業界に革命をもたらしたアップルには、ぜひともこれをテコにしてもう一つして欲しいことがあるからだ。

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    cesare 2005/10/13
  • Life is beautiful : ソウル(魂)のあるもの作り

    ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアの大半をマイクロソフトで過ごした私であるが、一度だけ「アップルの文化」を肌で経験したことがある。アップル・ニュートンのチーフアーキテクトとして知られるスティーブ・キャップス(参照)としばらく一緒に働いた時のことだ。彼からは当に色々なことを学んだ。直感的なユーザーインターフェイスの大切さだとか、常に新しいものを作り出そうとする姿勢だとか、私の考え方に最も大きな影響を与えたトップ10人の一人である。 そのスティーブとたまたま「マイクロソフトとアップルのどこが違うか」という話題になった時に、彼が言った言葉が今でも心に残っている。 「マイクロソフトのプロダクツにはソウル(魂)が無い」 この言葉には当にまいってしまった。 私がマイクロソフトでOSの開発に関わっていた90年代の前半は、やはりアップルが最大のライバルで、いかにして相手よりも良いものを先に世の中に

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    cesare 2005/10/05
  • 任天堂の「肩すかし」作戦とXavixPORT

    ここの所、ゲーム業界の話題は「PS3やXBox360がどこまでゲームを進化させるか」にばかり集まっているが、私にはどうしても、ゲーム業界全体が「イノベーションのジレンマ」に書かれていた通りのシナリオを歩んでいるように見えてしかたがない。今年の春にシアトルで開かれたゲーム開発者向けのカンファレンスで、中堅のゲーム開発会社が壇上でこんなことを言っていたのを思い出す。 私の会社では平均して、DSのタイトルに約40万ドル(約4000万円)、PSPのタイトルに約80万ドル(約8000万円)の開発費を費やしています。PS2向けのタイトルとなると100万ドル(一億円)を越します。開発費が高くなれば高くなるほど事業リスクは高くなり、それだけでは会社の運営は出来ません。そこで私の会社では、開発費が約20万ドル(約2000万円)ぐらいで済むGBA向けのタイトルを作り続けて確実な利益を稼ぎ出すことにより、そうい

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    cesare 2005/10/04
  • Life is beautiful: 「ビットの集まりを売る時代」の次に来るもの

    映像、音楽ゲーム、パソコンソフト、などさまざまなコンテンツをデジタルデータ(ビットの集まり)としてネットワークを介して流通することが可能になった現代において、「消費者のモラル」の低下を嘆く声や、不正コピーを防止する「DRM技術」の一層の進歩と標準化の必要性を訴える声をよく聞く。しかし、オープンソースやクリエイティブコモンズの発想、丸山茂雄氏が立ち上げた247MUSICなどを見ていると、コンテンツを作る側としても、そろそろ少し発想を変えてもの作りをしなければいけない時代が来ているのでは、と思えてくる。 「mF247を始めるにあたって」で丸山氏は「リスナーにとって音楽は〈作品〉ではなく〈情報〉として捉えられているのではないだろうか…(中略)…しかし、感動した人には大切な〈作品〉に昇華し、心に残るのである」という表現で、なぜユーザーはデジタルコンテンツを違法コピーするのか、しかし同時に、なぜ相

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    cesare 2005/09/22
    情報の価値について
  • 「なま返事」防止ツール

    私と同じように、家にいるときも四六時中ノートブックを持って歩いて、仕事やらブログやらをしている、「いつでもインターネット族」(英語なら"always connected peaple")はますます増えているはずだ。そんな私たちの一番の敵は、「なま返事」だ。 脳が器用なタイプではないので、パソコンをいじっているとどうしても脳の95%ぐらいがそっちに行ってしまい、残りの5%ぐらいでテレビを見たりコーヒーを飲んだりしている。その状態になったときの5%の部分の脳は、ある意味で私の「分身」(もしくは「身がわり」)と化して、残りの95%(=真の私)をできるだけ煩わせることなく、「リアルの世界」とのやり取りをしてくれる。 相手がテレビコーヒーだったら、例え失敗したとしても、見ているドラマの筋が分からなくなったり、コーヒーをこぼしてしまう、など被害はたかがしれている。しかし、相手が人間だと、色々と問題が

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