福島県警は6日、2月から行方不明になっていた同県南相馬市原町区、県立相馬農業高校3年の清水沙也香さん(18)が、震災の行方不明者捜索中に遺体で発見されていたと発表した。 県警が東日本大震災による行方不明者を捜索していた4月18日、警戒区域内の同市小高区の沼地のがれきの下で見つけ、DNA型鑑定の結果、5月6日に清水さんと判明した。清水さんは、2月19日から行方不明になり、最後に会った同市内の20歳代男性は、県警から事情を聞かれた後、自殺した。 県警によると、清水さんの遺体は損傷が激しく、刺し傷などが確認されなかったため、身元不明のまま南相馬市が4月19日に引き取り、火葬された。