ブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王夫妻が20日午前、関西空港から帰国の途に就いた。 この日の国王は、灰色のスーツ姿。日本の大使館や空港関係者ら見送りの人々と丁寧に別れのあいさつや握手を交わし、にこやかに機内に乗り込んだ。 これに先立ち夫妻は同日、京都市上京区の京都御苑敷地内にある仙洞御所を訪問。宮内庁京都事務所の北啓太所長らに案内され、約30分かけて紅葉で色づき始めた庭園をゆっくりと歩いて回った。池の前では2人が寄り添って記念写真を撮る場面もあった。 国王夫妻は15日からの日本滞在中、宮中晩さん会などの歓迎行事に出席したほか、福島県相馬市や京都市などを訪問した。(共同) [2011年11月20日12時0分]