朝日新聞社は同社のニュースサイト「アサヒ・コム」を2012年1月中にも、有料サイト「朝日新聞デジタル」に統合することを明らかにした。無料の「アサヒ・コム」を存続させたため、有料版の購読者数が伸び悩んでいることが背景にあるとみられる。先行する日経は、有料電子版の創刊と同時に無料版を閉鎖しており、朝日もこのビジネスモデルを踏襲する。 朝日新聞デジタルは2011年5月に創刊。10年3月に創刊された日経電子版と同様、「紙媒体+1000円」という購読料を設定したが、購読者数には大きな差が出ている。日経電子版は、11年12月19日時点で有料・無料合わせた会員数が120万人を突破し、有料会員数も17万に達している。その一方で、朝日新聞社広報部によると、現時点での朝日新聞デジタルの購読者数は約6万人。およそ3分の1の水準にとどまっている。 段階的に再編、デジタルに一本化 この理由のひとつが、日経は電子版を
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