今回のオウム問題に関しては”主義主張”の部分でぶつかっていると言う ところが、今まではなかった要素だと言えます。今までは炎上対策として、 コミュニケーションスキルを磨くと言うところに力点が置かれてきました が、主義主張同士のぶつかりあいだとそれは通用しない。その意味では、 大変エポックメイキングな事件だったと思います。 『メディア・イノベーションの衝撃』より、藤代氏 さて。 さしあたり関連部位を探すための流し読みと関連部位の通読を終えたところだが まずは本全体について少しだけ書いておこう。この本は。研究会で行われた討論 記録から書かれている訳だが、個々の回ごと、つまりこの本の章ごとに参加者も 議題も違い、当然話の流れも結論も個々の章ごとにばらばらである。というよりも 個別の章ごとでもなかなか議事に沿って結論が導きだされているように見えない。 またこの本には索引がない。個々の章ごとで何がどう