前回、UXを向上させるためのUXデザインの考え方や手法についてご紹介しました。ユーザについて調査して、プロトタイピングにより解決案を洗練していったのですが、最終的に提供される製品やサービスは本当に狙い通りにユーザの満足を得られるものになっているでしょうか。今回は、UXの質を評価する方法についてご紹介いたします。 ■UXの質を評価するには UXは製品やサービスを利用した結果、利用した人が、体験したことをどのように感じるかが重要です。そのため、実際にユーザに使ってもらって評価すことが必要になります。利用時の品質を評価するには、設計ドキュメントのレビューや仕様書・チェックリストに沿ったテストだけでは限界があります。この記事では、ユーザにより評価する手法として、ユーザビリティテストのやり方(計画・実施・結果整理)についてご説明いたします。 ■ターゲットユーザの確保 ユーザビリティテストで最も重