出掛ける際に忘れ物がないか、かばんの中を何度も確認する。鍵を閉めたかどうか不安になり、引き返して確認する…。一度や二度なら、「ちょっと気にし過ぎかな」で済みそうですが、それらの行為を何度も繰り返して日常生活に支障が出ると「強迫性障害」という病気の可能性があるそうです。いわゆる「心配性」と何が違うのでしょうか。精神科専門医の田中伸一郎さんに聞きました。 【もう無理…】4割が「燃え尽き症候群」の職業とは?残業200時間以上も 何十回も確認、生活に大きな支障Q.強迫性障害とはどのような病気で、どういう症状が出るのでしょうか。 田中さん「強迫性障害とは(1)何らかの考えやイメージにとらわれたり(2)実際に戸締まりや電気製品のスイッチオフなどを何十回も確認したり、不必要なまでに手洗いや掃除を繰り返したり、何かの言葉や数字を頭の中で何度も唱えたりする強迫症状のせいで、日常生活に大きな支障が出てしまうも