タグ

ブックマーク / jokinghermit.blog19.fc2.com (1)

  • やっぱり読書はおもしろい 吉野朔実「エクセントリックス」考~序章

    注意!! この文書はネタバレを含みますのでご注意下さい。 これは吉野朔実作「エキセントリックス」を既に読まれている方を対象に書かれた文章です。まだ読まれていない方は、先に作をお読みになることをお勧めします。 「エキセントリックス」について これは、 死と再生の物語であり、 輪廻の物語であり、 愛についての物語であり、 自我についての物語であります。 それらのすべては、「人間とは何か。この世に在るというのはどうゆうことなのか」という問いかけを同じ根に持つのです。 冒頭で彷徨っている主人公・結木千寿(ゆうき・せんじゅ)は、駅のホームから何者かに背中を押されて転落し、意識が戻ったとき「まっしろ」になっています。この時、厳密に言えば、千寿は記憶喪失になったわけではありません。…これについて詳しくは後述しますが、 千寿という自我が一度死に、新しい自我が同じ少女の中に目覚めたのです。 「千寿」という

  • 1