農村の労働力不足を補う目的で、劣悪・違法な労働条件で一万人以上の海外からの研修生を酷使することが公然と行われている。日本の農業・農村問題と移住労働者の搾取が密接にリンクしている事実を改めて認識させられる。研修生は多額の借金をして保障金を預ける上、研修先に逆らえば、研修停止になり本国に送り返され、膨大な借金だけ残る可能性がある。そのような強制力のもと現代版債務奴隷として働かせられていることに対して何も云わないで、研修生を使っている農業法人は成功しているとかいっている一部の農業経済学者は腐っているとつくづく思う。 そもそも日本の農家は家族労働力を中心に、収穫期のとき他の農家の女性をパートタイマーとして雇ってきた。パートタイマーの女性は同じ農村コミュニティーの一員として働きに来てもらうため、食事を用意したりする等非常に配慮して雇用しなければならなかった。農村女性労働力の高齢化による枯渇と政府の農