<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年09月30日 (水)視点・論点 「鳩山政権 派遣村からの提言」 反貧困ネットワーク事務局長 湯浅誠 鳩山新政権が発足してから2週間が経ちました。 脱官僚依存を掲げた国家戦略室や行政刷新会議の設置、政治主導の政務三役会、各大臣から矢継ぎ早に出される、これまでの政策を方針転換する指示--鳩山首相の初外交も含め、新政権は話題に事欠かない状態です。それが「何かやってくれそう」という期待感をもたらし、高い支持率を生み出しています。 私もまた、長妻厚労大臣から出されるさまざまな指示--生活保護の母子加算復活、障害者自立支援法・後期高齢者医療制度の廃止など--を喜びつつ、しかし他方で、新政権に不安を抱いてもいます。今日はあえて、その不安を中心に意見を述べさせていただきます。 それでも山積する課題に網羅的に対応するためには、政務三役を補佐する