漫画を学問する「日本マンガ学会」の大会が今月6、7日、九州で初めて開かれる。 今年13回目で、北九州市の漫画ミュージアム(小倉北区)をメーン会場に、漫画とアジアをテーマにしたシンポジウムなどが開かれる。 同学会は2001年、漫画研究者の情報交換の場として発足。会員は学者や愛好家ら約400人で、大会は毎年、マンガ熱が高い都市などで開催されてきた。 北九州市は「銀河鉄道999」で知られる松本零士さんや「シティーハンター」の北条司さんらゆかりの漫画家を50人以上輩出。松本さんが名誉館長で、昨年8月にオープンした同ミュージアムがメーン会場に選ばれた。「アジアの玄関口」にふさわしい企画として、2日目に「マンガとアジア」と題したシンポジウムが開かれる。 第1部は少女漫画などが急速に浸透するフィリピンで「MANGA」が社会にどう影響しているかを同国の研究者も招いて考察する。第2部は幕末にタイムスリップし
忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅 著者:岡村 淳 出版社:港の人 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション 忘れられない日本人移民―ブラジルへ渡った記録映像作家の旅 [著]岡村淳 著者の岡村淳は1987年にブラジルに移住して以来、小型ビデオカメラを片手にたった一人でドキュメンタリーを撮り続けている。彼の初期の代表作が、ナメクジの生態を記録した番組であることの意味は大きい。 カタツムリが平気でも、ある意味〈家なし〉のカタツムリであるナメクジを嫌悪する人は多い。「無視され、あるいは偏見を浴びせられている存在」に視線を傾けずにはいられないところにこの希有(けう)な記録映像作家の特質がある。 日本からブラジルに渡った移民は二つの国の言語・文化の〈あいだ〉を生きざるをえない、いわば〈家〉なき存在である。労苦を重ね、ひどい差別を受けながらも、たくましく生き抜いてきた名もなき日
性欲の研究―エロティック・アジア [編]井上章一 編者と鹿島茂による巻頭対談で、オタクの元祖として名挙げされたプルースト。『失われた時を求めて』に登場する、眠る少女を思うさま観察するイメージは川端康成の中で『眠れる美女』に結実し、コロンビアに飛び火して、ノーベル賞作家ガルシアマルケス『わが悲しき娼婦(しょうふ)たちの思い出』を生むに至る。性欲は時代も国境も貫いて突き進む。社会的には肩身が狭くなる一方の性欲だが、これを文化波及のカギとみる研究者たちによる論文とコラム集。清代中国の美少年「相公(シャンコン)」についての論考があり、性器やおっぱい、ストリップやオナニーの研究が並ぶ。ただし、エロチシズムをかき立てる本ではありません、たぶん。 ◇ 平凡社・1890円
台湾は1895年(明治28年)から半世紀、日本に植民地支配されていた。台湾人に生まれながら、日本人として日本語で教育を受けた「日本語世代」は、どんな戦後を送ったのか。日本の撤退、国民党の圧政、民主化へ……歴史に翻弄された彼らの戦後を通し、台湾と日本の未来を探るドキュメンタリー映画『台湾アイデンティティー』が7月6日(土)より公開される。酒井充子監督は「台湾を日本が統治し、あの時代を背負った人々がいまも生きている。日本人はそれを知ったうえで、台湾と向き合ってほしい」と語る。 酒井充子 | ATSUKO SAKAI 1969年山口県出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、北海道新聞記者を経て2000年からドキュメンタリー映画、劇映画の製作・宣伝に携わる。初監督作品『台湾人生』(2009)、『空を拓く – 建築家・郭茂林という男』(2013)と、台湾の日本語世代を追ったドキュメンタリーを撮り続け
米ロサンゼルス(Los Angeles)にある大手ポルノ制作会社のビビッド・エンターテインメント(Vivid Entertainment)社に展示されたポルノDVD(2007年1月30日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/GABRIEL BOUYS 【7月2日 AFP】中国東北部吉林(Jilin)省吉林(Jilin)市の主要駅近くのビルに設置された巨大スクリーンで、突然ポルノ映画が放映され、通行者が驚く騒動があった。スクリーンの修理作業員が、自分のコンピューターと巨大スクリーンが接続されていることに気付かずにポルノ映画を再生したことが原因だという。国営メディアが2日、伝えた。 国営新華社(Xinhua)通信によると、作業員が『金瓶梅(The Forbidden Legend: Sex and Chopsticks)』を再生すると、数百人の歩行者が立ち止まってスクリーンを眺め始めた
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