メガホンをとったチャン・ロンジー監督[映画.com ニュース]ひとりの女子高校生の死をきっかけに、交差することのなかった少年少女の運命が絡み合っていく――視覚障害を持つ天才ピアニストを描いた「光にふれる」で注目を集めたチャン・ロンジー監督の新作「共犯」は、近年の台湾映画に風穴を開ける青春ドラマだ。思春期特有のきらめくような甘酸っぱさとは一味違う、自分の居場所に迷う青少年の孤独と闇に光を当てる。 同級生の変死体を発見し、死の真相を突き止めるようと動き出す3人の男子生徒。忍び込んだ女性徒の家で発見した謎のメモ、ふとしたことで発生した事故、やがて明らかになる真実。「推理ものが好きで、ずっとミステリーを撮ってみたいと思っていた」というロンジー監督は、原作小説の作家2人組が執筆した脚本に修正を加え、現代の若者の内面に肉薄していった。 「もとの脚本は人の気持ちがきちんと書き込まれておらず、時代背景も現
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