中国の山西省大同市で、四半世紀にわたり植林を続けている大阪市港区のNPO法人「緑の地球ネットワーク」(GEN)が、今夏のツアーを最後に大同市での活動に幕を引く。日中戦争による反日感情を乗り越えて現地住民と協力関係を築いたが、開発が進んで木を植える場所が少なくなった上、両国関係の冷え込みで活動資金の確保も難しくなった。来春からは隣接する河北省張家口市に場所を移して植林を続けるが、規模は縮小する。 GENは1992年、中国の環境問題に関心があった副代表の高見邦雄さん(68)らが設立。干ばつに苦しむ大同市で、現地住民と共に松やナラなど約1900万本を植えてきた。緑化した面積は東京ディズニーランドの116倍に当たる5922ヘクタールに達する。
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