初版年月日 2021年3月23日 書店発売日 2021年3月25日 登録日 2021年2月10日 最終更新日 2024年4月11日 紹介 〈作者〉とは何か、作品とは誰のものであるのか。〈作者〉をめぐる諸問題について、日本文学を中心に、東アジアやヨーロッパの事例とも比較しつつ、古代から近現代まで幅広く考察する。作者性は、どのようにして社会的あるいは文化的に構築されてきたのか、その様相を叙述することで、〈作者〉という存在を再考する。 目次 はじめに――〈作者〉を再考すること、作者性研究の可能性……………ハルオ・シラネ、鈴木登美 Ⅰ 〈作者〉の位相――創造性と共同性 〈作者〉の複数性、複数の作者性――ジャンル・伝承・借用・参加型文化……………ハルオ・シラネ Ⅱ 構築される〈作者〉――テクストの継承とカノン化 〈偽書〉の位相――擬作の回路・憑依する作者……………小峯和明 〈作者〉を創造する――『新