【ダラムサラ(インド北部)=新居益】ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府のサムドン・リンポチェ首相(71)は30日、本紙と会見し、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(75)が、2011年に行われる亡命政府首相・議会選挙を機に、自身の政治的役割を縮小して首相と議会に一層の権限を持たせる方針であることを明らかにした。 リンポチェ首相によると、ダライ・ラマは、3月20日投票の選挙(有権者約8万人)後に招集される亡命議会で、亡命政府の公式文書への署名や、閣僚の就任宣誓への立ち会いなど、現在行っている儀礼的役割を首相や議会議長に移管する考えを表明する。 首相は、「ダライ・ラマの指導力への依存は減らす必要がある。次のダライ・ラマが成人するまで20年かかる」と述べ、亡命政府の権威確立を急ぐ必要を強調した。
インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府は4日までに、亡命チベット人の人口が全世界で約12万8千人に上るとの最新の人口統計調査結果を発表した。 調査は2009年4月に実施。1998年の調査時の約11万1千人から増加した。亡命チベット人はインドに約9万4千人、ネパールに約1万3千人、ブータンに約1300人などとなっている。(共同)
インド・ニューデリー(New Delhi)のジャミア・ミリア・イスラミア大学(Jamia Millia Islamia University)で名誉文学博士号を授与されるのを前に手を合わせる、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(2010年11月23日撮影)。(c)AFP/MANAN VATSYAYANA 【11月23日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世が来年、チベット亡命政府の指導者の立場から引退する意向を示した。仕事量や儀礼的な役割を減らすことを検討しているという。ダライ・ラマの報道官テンジン・タクラ(Tenzin Taklha)氏が23日、AFPに語った。 チベット亡命政府は1960年にインド北部ダラムサラ(Dharamshala)に拠点を移した。2001年には初めて亡命中のチベット人による投票で主席大臣を選出し
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