ファーウェイは10月7日、世界で初めて第5世代携帯電話(5G)ネットワーク向け無線アクセス技術に関する大規模フィールドトライアルに成功したと発表した。NTTドコモと共同で、中国・四川省成都市にある専用の屋外試験場で実施したという。 同フィールドトライアルは、6GHz以下の周波数帯を用いたマクロセル環境で、24のユーザーデバイスへの同時ストリームを実現する大規模なマルチユーザーMIMO(MU-MIMO)技術の検証に世界で初めて成功した事例となる。ファーウェイが提唱する5G向け新無線インターフェース技術であるSCMA(Sparse Code Multiple Access)技術とFiltered-OFDM技術をひとつの5Gプロトタイプ装置に実装し、屋外環境でのパフォーマンスを検証する初の機会となった。 100MHzの超広帯域を用いて実施されたMU-MIMO技術の検証においては、平均で下り1.3