日本のノーベル賞受賞者は10年後には激減する! データが示す「暗い未来」 研究への公的支援を根本的に見直せ 世界の大学ランキングで東大が低迷している理由 先週は、日本中がノーベル賞受賞で沸いた。生理学・医学賞に大村智・北里大学特別栄誉教授が、物理学賞に梶田隆章・東京大学宇宙線研究所所長が輝いた。昨年に続く快挙である。 しかし、今回の受賞を日本の研究水準の高さを示すものとして素直に喜んでよいものだろうか。 というのも、先々週に発表された世界大学ランキングで、東大は昨年から大きく順位を落としたほか(23位→43位)、上位200校に入った日本の大学も2校(東大と京大)に減ったと報じられた。政府は2013年、「今後10年間で世界大学ランキングトップ200に10校以上を入れる」ことを目標としているが、この二つのニュースをどう考えたらいいのか。 実は、学問の世界では、論文を書いて評価されるが、発表され