ドイツ・ボルクム(Borkum)島の沖合に設置された風力発電タービン(2012年8月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/FOCKE STRANGMANN 【2月28日 AFP】沖合に大規模な洋上風力発電所を設置することによって、猛烈な勢力のハリケーンやサイクロンから沿岸部の都市を守れるとする米国の論文が26日、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)」に発表された。洋上風力発電所の存在が強風や高潮の影響を和らげるという。 スタンフォード大学(Stanford University)のマーク・ジェイコブソン(Mark Jacobson)教授(土木・環境工学)やデラウェア大学(University of Delaware)のクリスティナ・アーチャー(Cristina Archer)准教授(地球科学)らの研究チームは、大型熱帯低気圧の被害を受け
企画特集2【京の視点】日本学術振興会特別研究員・渡辺皓子さん 若手の研究環境 改善が必要 大学の研究現場で、ポストドクター(ポスドク)と呼ばれる博士号を持った非常勤研究員が数多く働いている。数年間の任期制で、期限が来た後に次の働き口がある保証はない。文部科学省の調査では2009年度時点で1万5220人。国の政策で博士課程修了者は増えたが、大学や研究機関の常勤ポストは限られ、「ポスドク問題」と呼ばれる。日本学術振興会特別研究員として京都大学宇宙総合学研究ユニットに所属する渡辺皓子(ひろこ)さん(29)に現状を聞いた。■優秀な人材 遠ざかる恐れ ――研究者になろうと考えたのはいつごろですか。 高校生だった2002年、小柴昌俊さんが宇宙から飛来する素粒子ニュートリノの研究でノーベル物理学賞を受賞したころから宇宙にロマンを抱きました。学部の卒業研究で太陽のデータを扱ううち、本格的に研究者を志
今週のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。 戦時体制での政府や軍の愚かさや非情さを克明に描いている。今週始めのドラマでは、戦時中に流れていたラジオ放送が登場したが、当時は実際にこんな放送が行われていた。 「空襲はさほど恐ろしいものではないと?」 「そうです。爆弾というものはそれほど当たるものではありません。むしろ防空活動をおろそかにして街を焼けるにまかせる方が恐ろしい。敵の思うツボですから」 東京を始めとする大空襲で大勢の市民が犠牲になった背景に、当時の政府による「無謀な」指示や指導があったことをうかがわせる。 今週の「ごちそうさん」は、実はテレビドラマの歴史上で画期的なものだといえる。 戦時中の政府や軍による「愚かな政策」によって、空襲における市民の犠牲者が膨大になってしまったという過去の歴史を直視し、空襲における国などの無策をこれほど明確に示したことはテレビドラマではかつてない。 「
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