オレゴン州立大学の研究チームは、ダチョウをモデルにした二足歩行型ロボット「エイトリアス」を開発した。このロボットは開発者らが蹴ってもビクともしない。さまざまな角度から勢いよくボールをぶつけても倒れることはない。自律的に垂直方向に立ち続けることができるのだ。 多くの2足歩行型ロボットは人間をモデルとしているが、人間は必ずしも2足歩行のための効率がいいバランスを持っているわけではない。エイトリアスの開発チームによれば、ダチョウをモデルに選んだことで、エネルギー消費を抑える一方で、敏捷性とバランスを高めることができたという。 エイトリアスは米国防高等研究計画局(DARPA)の資金援助で開発された。DARPAは、このロボットが人間の近づけないような危険な場所で活躍することを期待しているという。