格式ある小松の老舗料亭で舌鼓を打つ 歌舞伎の演目十八番で有名な『勧進帳』。その舞台となった「安宅の関」の、梯川を挟んだ対面に、『料亭 まつ家』は、あります。 数寄屋造りの精悍なる面持ち、「魚」と描かれた威風堂々とした白い暖簾。創業以来約90年、著名人等にも愛され、老舗の風格が息づいています。 森 泰洋さんは3代目。平安時代より続く、日本最古の調理の流派である「生間(いかま)流包丁道」。その高弟である、関西割烹の重鎮・家高博光氏に、大阪にて師事し、家業を継いだそう。 ちなみに「生間(いかま)流包丁道」とは、平安時代から宮中の節会など、めでたい日に行われる食の儀式の流儀の一つ。烏帽子、袴、狩衣姿 で、まな板の上の魚や鳥に直接手を触れずに包丁を使って料理し、 めでたい形に盛りつける技をいうそう。 そんな『料亭 まつ家』の料理は、安宅漁港に面した地の利を活かし、新鮮な魚介類にこだわった「波味三昧」